がんばれ負けるな必ず勝て

舞台とジャニーズと音楽の話をします。

初めてジャニーズのコンサートのチケットを一般発売で買った話

 

過去の記事からも察していただけるとおり、京本大我くんのオタクをしているんだけどなんとな〜く情報局を更新し続けて早うん年。今までもチケットがご用意されればSixTONESがJr.時代にグループだった子達のライブにお邪魔させてもらっていました。前置きが長いね。掻い摘むと、どうしても7MEN侍のサマパラに行きたくて一般のチケット取ったよ〜って話です。

 

けんほく担の妹にどうしても侍くんたちを見てほしくて情報局で申し込んだんだけど単番で重複当選...

いやありがたいけどね?!?!2連が良かったんですよ...と思っていたところ、ふと気づきました。単番が重複当選するってコトは一般ワンチャンある...のでは...

 

実は去年のHiHi Jetsのサマパラ(制作開放)にもお邪魔しておりまして、私の前に並んでた子たちが紙チケットだったんですね。お恥ずかしながら、Jr.担をやったのはSixTONESが初めてで2018年くらいからなので、一般って幻じゃないんだ...ってまずそこから笑

 

発売と同時にアクセスして、無事土日公演のチケット2連をゲット!!!!!

 

そして先日無事にコンサートに行ってきました。席は3バルの最後列センター。着席ではかなり(1番?)遠い席だけどTDC自体アリーナに比べたら狭いし、まぁ多少は見切れもあるけど、妹に見せることができたし、後ろを気にせずペンライトも振れたし、相当楽しめました。そして何より侍くんたちのポテンシャルえぐ〜かったのと俺たちの夏、ことサマパララ〜をできたのが最高でした。「ね、この夏は」で猫耳を作る中村嶺亜くん、森本慎太郎を想起させてきて最高でした(そこ?) キめる時はかわいくもかっこよくもキめられるの本当に助かるね...MCでは愛すべき平成の男....だし、矢花黎くんのソロでは銀魂の志村新八を思い出し、平成コンテンツにどっぷりと浸かり人格形成をしてきたオタクひれ伏すしかなかったです。ありがたいね.......。あとベーシストが大好きなので普通に無理だった。知ってたけど。

 

ちなみにここからは備忘録なんだけど、今回の一般チケットは以下のような紙がチケットと一緒に発券されました。購入者氏名と、電話番号の記入は当日ホールの入り口でもできるように記入台があったけど、ギリ生きのオタクなのでしっかり家で書いていきました。(えらいよ)

 

入場はアプリの人と同じレーンで、本チケットにあるバーコードを読み取って発券。スタッフさんが本チケットとこのもう一枚の券をホチキスで止めながらご案内。こんな感じなんだね〜。去年のHiHi Jetsの一般チケットを持ったお姉さんは別窓口(カウンター)みたいなところで対応してもらってたのを見かけてたから余計にここの列に並んでいいのかビビちゃった。勉強になりました!

 

結局3回サマパラを観に行ったので記録を残せたらな〜と思います。

おかえり、ニュージーズ!

 

 2021年11月17日、大阪梅田芸術劇場メインホールにてニュージー日本初演の幕が下りました。出演者1名が稽古中の怪我で降板しましたが、1日も欠かすことなく全39公演をやり遂げたことは本当に当たり前のことではない。それはコロナ禍に直面している今改めて強く思うことです。カンパニー1人1人の努力を持って成しえたことです。

 そして何よりニュージーズの再演が決まって本当に良かった!!公演の中止が決まって失意の底にいた京本くんがしばらくミュージカルの曲が聞けなかったこと、そんな京本くんが劇場で観劇していたことを知ったときホッと胸をなでおろしてたことをぐるぐると考えてしまいました。ファンとして他の共演者の方々が次々と舞台のお仕事をしているのを横目で見ていて感じていた心のざわざわを本人が「焦り」として表現したことも心に残っています。

 

 

 さて、本題にいきましょう。ニュージーズのストーリー自体はディズニーミュージカルらしく、わかりやすい悪役がいて、主人公を支える仲間がいて、そしてヒロインがいる。誰も死なない、悪役も倒せる、ヒロインとも結ばれるハッピーミュージカルでした。そして何より音楽がいい!9月にもアラン・メンケン作曲のミュージカルを観に行きましたがその作品よりも圧倒的に耳に残るパワーがありました。

 時代背景や政治的なメッセージとか求めている人には少し弱い題材かもしれません。ウィーン系のミュージカルで描かれるフランス革命のような歴史に残るターニングポイントではありませんし、最後はトントン拍子でお話がまとまっていきます。2幕は結構駆け足かなと思いましたが、この脚本自体はもともとのものですし、文句はありません(笑)私はそれよりも「見やすい」というところがこの演目の良いところかなと思いました。

 最近の主流はコロナ禍ということもあり演者が少ない舞台が多いですが、ニュージーズは主人公ジャックを囲む仲間たちがそれぞれ配役されていて、大所帯。若手の踊りが上手く、ちゃんと歌える方々を集めたなという印象です。新聞を売りに行くシーンやストライキを決行するシーンなど人がいる説得力のあるシーンでは群舞が光りました。ダンスシーンは圧倒的に2階席からが良いです。バレエのピルエットやジャンプも見てて気持ちがいいし、2幕冒頭のタップシーンも見応え抜群です。オーディションも25歳以下の年齢制限があったとのことでしたし、ある種実在していた彼らに近い青臭さやエネルギーがあってとてもよかったと思います。特に石川新太くん。声質も良くて歌もうまくてタップもできる。今の誰だ?!とオペラ外すとだいたい新太くん。視線泥棒具合がすごかったです。

 ここ数年ミュージカルを観ることを趣味にしていますがやはり演目を選ぶのは題材とプリンシパルということが多くて正直アンサンブルまで目が行かなかったことも多かったんですよね(わたしのミュージカル観劇出身が2.5というところもあるかもしれませんが)。ニュージーズたちはその他多勢と見られがちですが1人1人役名があることもあって観てるこちら側もどんどん思い入れが出てくるのが新鮮でした。ニュージーズたちの細かい演技やダンスにも注目したくてチケット増やしたくなりました(残念ながらチケットは増えませんでした…)

 

 セットは英字新聞の記事をモチーフにした背景とオーケストラピットのぶち抜き、そしてジャックとクラッチーの寝床である屋上が印象的。

 大きな背景セットには雑踏を表現するために通行人のシルエットが投影されたりしました。ある意味一般人をやるアンサンブルが少ないのでなるほどおもしろいなと思いました。

 また、オーケストラピットをぶち抜いてそこで芝居する舞台を見たことがなかったので初見で面食らいました。本来のオケピの出入口を役者の出入口に転換していて、場面転換や逃げたりするシーンでは効果的に使われていました。ただここでの芝居は席によって見えかたが大きく左右されてしまうのでちょっともったいない…。銀橋だったら良かったのにと何回かは思いました。(やめなさい)特にもったいなかったのはクラッチーが捕らえられたのを目撃して感情が揺れるジャックのシーン。オケピから舞台につながる階段での芝居でしたが、席によっては声しか聞こえず今何が…?となってしまいます。

 最後に屋上のセット。1幕冒頭のサンタフェ、1幕終わりのサンタフェ、2幕のキャサリンとのデュエットもここで行われます。このセットなんと昇降します!!!ただでさえ、板よりも上のセットなのにクライマックスでは舞台の前面に移動、セット上で手前へ移動&上昇するので1階前方だと見上げる形に。逆に2階だと目線の高さくらいまで来ます。このセットの昇降感もなぜだか宝塚を思い出してしまって、じわじわ来てしまいました。イケコの香りを感じられて面白かったです。

 

 

プリンシパルの皆さまの感想も少しだけ。

 

ジャック(京本大我くん)

 エリザベート以来拝見しましたが、低音がしっかり出ててびっくりしました。やっぱり普段の音楽活動では使わない歌い方ですし改めて目の当たりにするとそのスキルに殴られました。期待以上でした。役作りなのか江戸っ子口調は正直慣れるのに時間がかかりましたが、セリフは聞き取りやすいですし良かったと思います。初観劇が初日の次の週でそこから大千穐楽まで数回観劇しましたが、芝居も変えてきて、歌唱芝居も変えてきて、ちょっとびっくりしちゃいました。初日見た時少し気になったセリフの緩急と表情のお芝居(あとキスシーン)も観るたびに良くなっていて彼の吸収力を思い知ると同時に大阪があと10公演あったのならどうなっていたのだろう、と震えました。

 

キャサリン(咲妃みゆさん)

 宝塚時代の噂を友人からほんのりと聞いていたのですが、退団後お見かけする機会がなく、今回初めて拝見しました。ディズニープリンセスを演じるにあたるお芝居、歌唱すべてが説得力があってすっかりファンになりました。キスシーンでのさりげない背中に回る手の動きやジャックと対面したときに髪を耳にかけるしぐさなど女心がわかりすぎている。印象的だったのはソロ曲。英語→日本語の発音に由来する難しさというんでしょうか、もともと英語詞用のリズムなので歌詞が詰まっているんですけど難なく歌い上げていて聞いてて気持ちがよすぎる。2幕冒頭キャサリンとニュージーズたちで歌い踊るシーンではポーンと抜ける高音にびっくりしました。あの中で女性なのキャサリンだけなのに…。すごい女優さんと出会ってしまいました。

 

クラッチー(松岡広大くん)

 久しぶりの広大くん。NARUTO以来かな?スリル・ミーの評判を聞いていたので楽しみにしていました。おちゃらけもシリアスも演技の見せ場があって演じている側楽しいだろうな?!生き生きとしてましたよね。冒頭の2人芝居でジャックに家族と言われてグシャと笑う笑顔がたまりませんでした。逆に2幕、感化院のシーンでクラッチーがジャックに兄弟と手紙で語り掛けるのも繋がりが見えてよかったです。逮捕されて連行されるシーンの悲痛な叫び声、胸に迫りました。足が悪く松葉杖をつく役どころでしたが、ダンスも周りに劣らず足1本と両腕それに身体全身を使っていてかっこよかったです。

 

ディヴィ(加藤清史郎くん)

 舞台で拝見するのは初めてでしたが、お芝居が良いし、歌うとこれまたびっくりしました。声の感じが結構変わるんですね。家庭環境も恵まれていて、ニュージーズたちとは毛色の変わったキャラクターでしたが、ストライキの片棒を担がされてどんどん「ニュージーズ側」に立場が移り変わるそんな心情の移行がナチュラルだなと思いました。ストライキを破った仲間や心の折れたジャックに語りかけるシーンはいい意味で力が入っていて見ているこちらも心のギアがあがるような巻き込まれるお芝居でした。

 

ピュリツァー(松平健さん) 

 松平さんも生で拝見するの初めてでした。悪役というか権力者のオーラがあってジャックたちが敵わないなと思わせるような立ち居振る舞いはさすがの貫禄でした。常日頃から歌唱力=戦闘力だと思っているので2幕の歌唱シーンはもう少し迫力が欲しかったなと思います。ジャックと和解しあうシーンがコミカルで好きでした。

 

メッダ(霧矢大夢さん)

 メッダの包容力、やり手なところの表現が大好き。ストライキに失敗して現実逃避しているジャックに語り掛けるシーンが大好きです。ソロ曲では観客に美脚を見せつけるシーンあり。お歌も相変わらずお上手なんですよね…。この曲1曲だけなのが本当にもったいないです。

 

 

最後に、改めて

「おかえり!ニュージーズ!」

 

 パンフレットにある通り楽曲と脚本のみの使用許可という限られた条件のなかで日本版を作り上げた制作の皆様、日本初演という手本のない中模索し続けたキャストの皆様に心からの拍手を。東宝がディズニーミュージカルをてがけるとこうなるといったひとまずの前例を見届けられたことを嬉しく思います。演目との出会いはまさしく一期一会ですからね。東宝がどれだけ上演権利を買ったのか推し量れませんが、再演を重ね今後多くのミュージカルを目指す若者たちの登竜門、経験の場になることを願います。

 

 

 

前回の記事において再演を願って結びとしましたが、大千穐楽で京本くんから紹介されて登壇される小池先生を拝見して夢がかないました。

 

小池先生と京本大我くん~まだ見ぬニュージーズへ〜

 今日2020年5月8日は京本大我くんの主演ミュージカルニュージーズの幕が開く日でした。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大のため東京・大阪の全42公演が中止となりました。

 

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 そしてこのニュージーズは京本くんをミュージカルの世界に引き込んだ小池修一郎先生の演出のものでした。19年のエリザベート、そして今回のニュージーズのインタビューなどなどから伺い知れる小池先生と京本くんのエピソードの中からお気に入りのものを備忘録としてこの記事に残します。(可能な限り引用元を記します。)

 なお、このブログはミュージカルオタク兼京本くんファンの目線から書いたものになっておりますので不快に思う表現がありましたら先にお詫びしておきます。 

 

 

 

 


小池先生とは?

今となっては日本で1番チケットの取れないミュージカルとして有名なエリザベート。このエリザベートの日本初上演(宝塚)に演出家として尽力し、東宝版にも演出として参加されています。主に宝塚歌劇団で脚本・演出のお仕事をされていますが、東宝制作のミュージカルでも度々演出のお仕事をされています。愛称はイケコ。高身長のタカラジェンヌと並ばれてご挨拶される時はキュートさに更に磨きがかかります。かわいらしいおじさまです。(小池作品だから観に行くという方も一定数いらっしゃる日本でも指折りの演出家です。とにかく小池先生の作品に抜擢される若手は顔がいいなと思う方ばかり。)

 

 

京本大我くんとは?

2020年1月にメジャデビューしたSixTONESのメンバーです。グループの中ではミュージカルや舞台のお仕事をすることが多く、自らもその歌唱力を生かした特技を披露しています。ジャニーズJr.でありながらも15年エリザベートでルドルフに抜擢。16年の全国ツアー、そして19年もルドルフ役としてエリザベートに出演していました。

 


お互いの第一印象、出会いのエピソード

正直今回のメイン。ほとんどがニュージーズの制作発表記者会見からの引用です。最後にリンクを貼っておきますのでお時間があれば全文読んでみてください。

 


小池先生→京本くん「ジャニーさんからお預かりした存在」

京本くん→小池先生「ミュージカル界における自分の生みの親」

 

 

 かねてからジャニーさんと親交のあった小池先生。15年のエリザベートのオーディションでルドルフ役を探していました。そこで小池先生が思い切って声をかけたのがジャニーさん。そのオーディションに呼ばれたのが京本くんでした。

 当時京本くんは19歳。オーディション数日前にエリザベートの楽曲をもらってオーディションに挑みました。そのオーディションでどちらのパート(トートかルドルフか)を歌ったらいいかもわからなかった京本くん。(1)そんな京本くんを小池先生は歌をもう少し頑張ってほしい、ということで落とされてしまいました。しかし京本くんに2度目のチャンスが訪れます。ルドルフ役としてピンとくる人がどうしても見つからず、京本くんは数ヶ月後もう一度オーディションに呼ばれます。オーディションを終えてからもこっそりと歌唱練習を続けていた京本くんに芸事に対する熱心さとミュージカルに対してもこれから先もずっとやっていきたいという強い意志を感じた小池先生は京本くんをルドルフとしてキャスティングしました。(君は練習していたんだね。じゃあ君でいこうと言われたそうです。)(2)その2度目のオーディションの日は京本くんの20歳の誕生日。人生の大きな転機の日でした。

 

 

 

京本くんの武器

 小池先生→京本くん「彼はとても真面目。少しキョトンとした感じがある」

  ニュージーズの主人公であるジャックは新聞売りの少年たちのリーダー役。京本くんから力強いリーダー像をどうやって引き出そうか、と記者会見で小池先生が仰られていました。京本くんの雑誌のインタビューではリーダー像に近づけるように身体を鍛えている、なんてお話も。小池先生にもリーダー役として説得力ある身体を作っておいてね(3)、と言われたそうです。その結果、10センチ以上胸筋がアップ。SixTONESの初期の衣装が入らなくなってしまうほどにパンプアップ!(4)ファンから見ても胸板が厚くなって筋トレの成果が伝わりました。自分とかけ離れたリーダーシップを模索する京本くんの真面目さがひしひしと伝わる準備期間でした。


 ニュージーズの制作発表で京本くんのことをきょとんとしていると表現した小池先生。実はエリザベートの稽古中にも「表現力は上がったのにきょとんは治らないねぇ」(5)と小池先生から言われていました。小池先生もしやきょとんという言葉で京本大我のことを表現するの気に入られてます...?握手しませんか🤝


 確かに京本くんは可愛らしい顔立ちなのに口を開けば発言がぽやぽやしてたり...小池先生言いたいことわかるよ、と思えば以下の発言。これがいわゆるスタンディングオベーション。拍手喝采

 


小池先生「実年齢より幼く見えてしまうのは京本大我が背負う宿命。実在の人物をより現実味を持って演じるための努力をしなさい。」  (6)

(エリザベート稽古中での先生からのアドバイス)


 このインタビュー読んだときに宿命だなんて言葉使ってきてさすが脚本書いてるだけある、さすが文学部卒と思いました (まじ失礼)

 人に言葉を手向けるときに宿命だなんてそんな重い言葉をかけられます?実在しているのに急に物語めきますね。そしてこの後に続くアドバイスの内容も的確。当時京本くんが演じていたルドルフは歴史上の人物。彼は30歳で亡くなっており、青年期~亡くなるまでを京本くんは演じました。

 ルドルフ役は若手の登竜門とも呼ばれグランドミュージカルにおいて比較的若い役者さんが名を連ねることが多いですが、中でも京本くんは若いほう。初演時20歳、3回目の当時24歳、3回目でようやく歴代のルドルフキャスト初演時の平均年齢くらいになりました。確かに初演時は儚くてこれは闇落ちするルドルフといった印象でしたけど19年には国を慮る立派な皇太子だったように思います。トートにただ引きずられるだけではなく意思を持った強い瞳が印象的でした。「大人っぽくなったことは認めるけどまだまだだ、上げていかないと」(7)と声をかけた小池先生。京本くんも3回目と言えどまた新たな気持ちで一からお稽古していると振り返っています。お稽古で小池先生や制作陣とのやりとり、そして自分なりに深く落とし込んでさらにルドルフ像を獲得していったものだと思うと感慨深いです。19年のルドルフが1番好きでした。

 

 ニュージーズ起用の理由

小池先生「ミュージカルの歌、芝居の表現に対して貪欲な彼に、ぜひジャックを演じてもらいたいと思いました」(8)

 今回のニュージーズ関連の雑誌で小池先生がニュージーズについて語っているインタビューで手元にあるのはこれだけです。ノーブルな印象がある京本くんがジャックというリーダーを演じることへの期待を語ってくれています。短いインタビューでしたが、ニュージーズへの舞台のこだわりも語っていて中止が発表された今読み返して一番泣きそうになるインタビューでした。若手中心の舞台。たくさんの仲間ができたんだろうなと思いますし、もっと仲良くなってほしかったな、なんて外野が思ってしまいます。

 

最後に


 少し話がそれましたが、以上がわたしのお気に入りのインタビュー達とそれに付随するツッコミ()です。多少の要約はありますが最後に掲載雑誌についても明記しますので気になる方は是非チェックしてくださいね。

 お酒の席で先生がほんとに君でやれるの?(9)なんて言ってきたのも好きなエピソードだけどここは割愛。ニュージーズの幕が開く近い将来にぜひその時の心境と作品の最終的な感想を聞きたいですね。

 

 改めてインタビューを読み返すと京本くんの言葉は丁寧で誠実っ!決して天才型ではないけどその努力がミュージカルの世界で花開くのも時間の問題かなと思います。あ〜ニュージーズ観たかった...。今のところニュージーズは幻の舞台になってしまいましたが次に催行が決まったときには今よりもっとたくさんの冠辞がつく作品であることを願ってやみません。そしてまた、小池先生とお仕事をする京本くんが見られますように。できればカーテンコールで先生を迎えるのが京本くんの声であったらなと思います。

 

 

 

 

  イケコへ、ニュージーズの訳詞だけでもいいのでこっそり教えてくれませんか...練習がしたいです。(練習とは) Seize the Dayはどのような仕上がりになっていますか...。こちとら広大くんのインスタのおかげで楽譜と歌詞が出来上がってるのは知ってますよ...

 

Seize the Day

Seize the Day

  • Ben Fankhauser, Jeremy Jordan & Newsies Original Broadway Cast
  • サウンドトラック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

 

おわり

 

以下、引用及び参考です。

★ニュージーズ制作発表記者会見

enbu.co.jp

(1)SODA 2019年 5月号

(2)婦人公論 2020年4月14日号

(3)サンデー毎日 2020年4月12日号

(4)QLAP! 2020年 3月号

(5)STAGE SQUARE vol.43

(6)ミュージカル vol.363 ※エリザベート特集内

(7)TV fan CROSS vol.31 ※SixTONESインタビュー内の個人コメントにて

(8)ディズニーファン 4月号 ※小池先生インタビュー

(9)(4)と同じ

 特に注記がないものについては単独インタビューになります。

テニミュオタク12年目がSixTONESを推している話

 

あらためてSixTONESデビューおめでとう〜〜!!!

 

そしてMV1000万回おめでとう〜!

(推敲を重ねている間に達成したので付け足し)

 

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SixTONESのデビューに寄せて、長年テニミュを追っかけてたわたしがSixTONESにふんわりとハマって今現在沼にいる話をしようと思います。そしてわたしのようにテニミュSixTONESが好きな方がこの記事に共感していただけたら嬉しいです。

 

 

 

2020年1月22日。彼らが世に放たれる日。この日をどれだけ待ち望んでいたか。まだまだど新規のわたしでさえもSixTONESのデビューを心待ちにしていました。でも、どんな形で?大きくなり過ぎてしまった彼らにデビューはどんな形でやってくるのかと思っていました。ある意味完成しきっているように感じていたからです。直近のデビューは初々しくてかわいらしくて正統派のキンプリ。その前は関西からWEST。ジャニーズからデビューといえばかわいくて小さい男の子たちが少し高めの声で歌って踊る...そんなイメージでした。ときどきTwitterに現れては消えるデビューへの憶測。

 

ざわつく気持ちを何度も何度も否定して、大きな仕事ができることに喜んで、そうしてあっという間におよそ2年が経ちました。

 

 

 

さてさてわたしが本格的にSixTONESの応援し始めたのは2018年の春。その前からSixTONESやその周辺のJr.のことは知っていました。SixTONESに関してはBIから始まり、京本くんのエリザベート出演(観に行きました)、スクール革命の髙地くん、中丸くんとのコラボ等を経て、注目してはいたけどJr.担になるのはしんどいとサークルの先輩(みずき担とらぶ担)から口すっぱく言われていたので、なかなか踏み込めずにいました。そもそもジャニーズJr.が単独のコンサートをやっていることも知らず、アイドル誌にJr.のページがあることも知らなかったのでどうやって応援するんだ...と頭は??でいっぱいでした。コンサートのバックにつくのはなんとなくわかっていたのですが、それも言わば予測のできないものだと思っていました。

 

というか何を隠そうわたしの本命は

 

 

ミュージカルテニスの王子様でしたので!!!!(爆音)

 

 

このブログを読んでいるSixTONESのファンの方にはミュージカルテニスの王子様(以降テニミュと表記しますをあまりご存知でない方もいらっしゃると思います。簡単には言えば今の2.5次元ミュージカルの先駆け。週刊少年ジャンプで連載されていたテニスの王子様という漫画をもとに男性オールキャスト、オーディション形式で俳優を選出しています。

 

 

 

主人公越前リョーマリョーマ擁する青春学園中等部が地区大会から勝ち上がり、全国大会優勝までをおよそ1大会1公演としてライバル校を迎え、2003年の初演から今に至るまでコンスタントに公演を催行しています。

 

現在3rdシーズンの公演が終わろうとしているところ。つまりリョーマの中学1年生の大会をキャストや演出、歌を変えて3周しています。SFもびっくりのタイムループ加減です。

 

 

わたしがテニミュを好きになったのは2008年。初めての観劇は全国氷帝公演。初回出演から3年が経ち、すでに人気を博していた加藤和樹さんと斎藤工さんが一部公演だけカムバックし、更に初の韓国と中国の海外公演を行い、伝説の公演となりました。

 

 

 

テニミュの魅力はなんといっても、若手俳優・新人俳優の成長、チーム感、そして代替わりという新陳代謝があることです。

 

テニミュのオーディションでは経歴は問いません。多少の歌唱力や演技力は見られるとは思いますが、製作陣はとにかくキャラクターに合っているかを見ます。2枚目の役でオーディションを受けても違う役でオーディションに受かったりすることも。とにかく初登場で完璧な子はそうそういません。滑舌が悪い子もいれば、ダンスが得意でない子、歌があまり上手くない子もいます。

 

でもそれがクセになるんです。次の公演で見た時に上手くなっている〜()と思うしまた別の舞台で見た時に第一印象からこんなにも上手くなっているなんて...!と成長を感じることができます。研鑽を積んで名だたる演目に出演が決定して...。そのステップアップしていく様は感慨も一入です。

(これはJr.担と似ているところかなと思います)

 

次にテニミュはメンバーの入れ替わりのスピードが早い。主役校の任期はだいたい1〜2年。ライバル校も公演にすると多くて34回(関東大会と全国大会出場校。1〜2年開きます。)だいたいが2回の出演で、初登場で人気に火がついたキャストは次回公演にスケジュールの調整がつかず、新しいキャストを加えたりすることもありました。定期的なオーディションのおかげでテニミュに出ていた経歴をもつキャストはゆうに300人を超えます。

 

学校ごとのオーディションが行われ、それぞれの経歴はあろうともテニミュ内においては同期になれるのです。ダンスがうまい子は初心者の子に教えあったり、歌がうまい子、演技の経験がある子、更にはテニスの経験がある子が力を合わせてチームを良くしようという気概が形成されていきます。また、主役校とライバル校はストーリー通り常に競わされる対象としてお互いを高め合っています。時にはチームみんなで喧嘩をしたりだとかその仲裁に別のチームの子が入ったりとかして怒涛の稽古期間は過ぎていきます。そしてその若いエネルギーはステージで爆発して、宇宙に漂うかけらがやがて星になるように煌めきをもたらすのです。(激重)

 

 

 

は〜〜長い!!!

 

 

 

 

 

10代から20代の男の子たちが集まるこのジャンルを好きなわたしがJr.担にならなかったことがおかしいと今では思います笑

(冒頭の先輩からもいつか現場に行くと思っていたと言われました)

 

 

 

ただ決定的な違いはテニミュを卒業してもキャストそれぞれの場所で制限なく芸能活動ができること、別のお仕事で共演が見られることかな、と思います。わたしは特に共演やOB集合に沸く系のオタクなので、そこがJr.担になるか迷うところでした。Jr.は辞めるかデビューかでしかその肩書きを取り払うことができません。表舞台から去る子もいますよね。特に小学生の時にYa-Ya-yahの番組をよく見ていたので、そのことは身に染みていました。

 

 

それでも、

 

そ!れ!で!も!

 

 

SixTONESを推したいと思ったのは6人としてのチーム力、パフォーマンス力の高さでした。こんなにも応援したいと思うジャニーズのグループは嵐以来でした。Jr.だからという先入観は、SixTONESの前では言い訳に等しかったのです。表現力があって、さらに止まることを知らないパフォーマンスはわたしの想定するJr.のものではありませんでした。そして、6人が6人であることにこだわりがあることを知ってしまいました。(先人たちの素晴らしいはてブロより)クラスメートの男子たちを見てるようなワチャワチャ感や仲の良さ、かと思えば自分たちの間柄をわりと冷静に俯瞰して「親友です」なんて言い切らないところ。嘘つけ、君たちめっちゃ仲良いぞ。パフォーマンスにおけるメンバーそれぞれの役割をお互い意識できているところ。「アイドル」というビジネスを発信している自覚があるところも社会人としては最高のバランス感覚だと思いました。

 

 

結論を言うとSixTONESは沼でした!!!

 

 

 

奇しくも、2018年の春はテニミュで私が推している青学9代目の卒業の時でした。発表から卒業ライブまで泣きに泣きました。もっと彼らの公演が観たかったんです。観たい対決がたくさんありました。もちろん、もう終わってしまった公演のチケットをもっと取っておけばよかったと後悔しました。卒業システムをファンが止めることはできません。主役校を好きになったら必ず通らなければならない道です。初めての衝撃でした。過去にもシーズン毎に推しの代がありましたが、知った時にはもう卒業が決まっていたり、受験とかぶって終盤の公演を観に行けてなかったりと最初から最後まで見続けた推しの代の卒業はこれが初めてでした。だからでしょうか、次の公演つまり代替わりした公演では彼らの幻影を追い求めてしまったのです。あのロングトーン〇〇くんならもっと出せる、あの試合のお芝居のところも...なんて。別の劇場に行けば、俳優の彼らには会えるのに。もうあのジャージを着てラケットを持ち、歌い踊る彼らには会えないのです。

 

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  (青学9代目の初回公演ビジュアルです。フレッシュでかわいくて最高の代でした。)

 

テニミュから少し気持ちが離れかけていた時、わたしのオタク精神を取り戻してくれたのは間違いなくSixTONESでした。YouTubeは初回からチェックしていたのですが、どの動画の誰で、どんなことをしていたのが響いたのかは正直覚えていません。(むしろ最初は結構荒削りで、内輪のテンションすごいなとも思いました)ズドンと落ちる音は聞こえてはきませんでした。

 

強いて言うならば2015年、古川雄大くんのチケットが取れずスケジュール的に妥協したエリザベートで、Jr.という色眼鏡をかち割ってきた京本くんの歌声がずっと心に残っていたのかなと思います。

 

劇場を出てすぐにその名前を検索欄に打ち込んだこと、あのワクワクとドキドキは今でも思い返すことができます。素敵な役者さんに出会うことって舞台観劇の醍醐味ですよね。それでもその時は京本くんのプロフィールとSixTONESのことを認識した程度でした。オタクがある人を推そうと決めることはタイミングがとても大事ではないかと思うのです。その時の精神状態とか好きのピークとかありますよね。好印象だったけどその時は推しにすることをいわば「スルー」した京本大我くんの存在に2018年のあの時だけは引き寄せられたのでしょう。時には大きな歌声で、時には囁くような歌声で。「ここにいるけど」と言われたようなハマり方でした。

 

 

SixTONES6人とはありがたいことに同世代でして、それぞれのSixTONES結成前の活躍を色々なタイミングで知っていました。彼らの以前の活動を知っていたことが足を踏み入れるそのハードルを低くしてくれたようにも思えます。以前の仕事が経験として新しいお仕事に繋がるようにファンをももたらしているのでしょう。わたしのように。

 

 

推しは推せるときに推せ。その言葉がこれほどまでに染みたことのない2018年の春。わたしはまた新たな推しを得ます。その名はSixTONES京本大我(今となっては立派な箱推しです)

 

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