がんばれ負けるな必ず勝て

舞台とジャニーズと音楽の話をします。

テニミュオタク12年目がSixTONESを推している話

 

あらためてSixTONESデビューおめでとう〜〜!!!

 

そしてMV1000万回おめでとう〜!

(推敲を重ねている間に達成したので付け足し)

 

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SixTONESのデビューに寄せて、長年テニミュを追っかけてたわたしがSixTONESにふんわりとハマって今現在沼にいる話をしようと思います。そしてわたしのようにテニミュSixTONESが好きな方がこの記事に共感していただけたら嬉しいです。

 

 

 

2020年1月22日。彼らが世に放たれる日。この日をどれだけ待ち望んでいたか。まだまだど新規のわたしでさえもSixTONESのデビューを心待ちにしていました。でも、どんな形で?大きくなり過ぎてしまった彼らにデビューはどんな形でやってくるのかと思っていました。ある意味完成しきっているように感じていたからです。直近のデビューは初々しくてかわいらしくて正統派のキンプリ。その前は関西からWEST。ジャニーズからデビューといえばかわいくて小さい男の子たちが少し高めの声で歌って踊る...そんなイメージでした。ときどきTwitterに現れては消えるデビューへの憶測。

 

ざわつく気持ちを何度も何度も否定して、大きな仕事ができることに喜んで、そうしてあっという間におよそ2年が経ちました。

 

 

 

さてさてわたしが本格的にSixTONESの応援し始めたのは2018年の春。その前からSixTONESやその周辺のJr.のことは知っていました。SixTONESに関してはBIから始まり、京本くんのエリザベート出演(観に行きました)、スクール革命の髙地くん、中丸くんとのコラボ等を経て、注目してはいたけどJr.担になるのはしんどいとサークルの先輩(みずき担とらぶ担)から口すっぱく言われていたので、なかなか踏み込めずにいました。そもそもジャニーズJr.が単独のコンサートをやっていることも知らず、アイドル誌にJr.のページがあることも知らなかったのでどうやって応援するんだ...と頭は??でいっぱいでした。コンサートのバックにつくのはなんとなくわかっていたのですが、それも言わば予測のできないものだと思っていました。

 

というか何を隠そうわたしの本命は

 

 

ミュージカルテニスの王子様でしたので!!!!(爆音)

 

 

このブログを読んでいるSixTONESのファンの方にはミュージカルテニスの王子様(以降テニミュと表記しますをあまりご存知でない方もいらっしゃると思います。簡単には言えば今の2.5次元ミュージカルの先駆け。週刊少年ジャンプで連載されていたテニスの王子様という漫画をもとに男性オールキャスト、オーディション形式で俳優を選出しています。

 

 

 

主人公越前リョーマリョーマ擁する青春学園中等部が地区大会から勝ち上がり、全国大会優勝までをおよそ1大会1公演としてライバル校を迎え、2003年の初演から今に至るまでコンスタントに公演を催行しています。

 

現在3rdシーズンの公演が終わろうとしているところ。つまりリョーマの中学1年生の大会をキャストや演出、歌を変えて3周しています。SFもびっくりのタイムループ加減です。

 

 

わたしがテニミュを好きになったのは2008年。初めての観劇は全国氷帝公演。初回出演から3年が経ち、すでに人気を博していた加藤和樹さんと斎藤工さんが一部公演だけカムバックし、更に初の韓国と中国の海外公演を行い、伝説の公演となりました。

 

 

 

テニミュの魅力はなんといっても、若手俳優・新人俳優の成長、チーム感、そして代替わりという新陳代謝があることです。

 

テニミュのオーディションでは経歴は問いません。多少の歌唱力や演技力は見られるとは思いますが、製作陣はとにかくキャラクターに合っているかを見ます。2枚目の役でオーディションを受けても違う役でオーディションに受かったりすることも。とにかく初登場で完璧な子はそうそういません。滑舌が悪い子もいれば、ダンスが得意でない子、歌があまり上手くない子もいます。

 

でもそれがクセになるんです。次の公演で見た時に上手くなっている〜()と思うしまた別の舞台で見た時に第一印象からこんなにも上手くなっているなんて...!と成長を感じることができます。研鑽を積んで名だたる演目に出演が決定して...。そのステップアップしていく様は感慨も一入です。

(これはJr.担と似ているところかなと思います)

 

次にテニミュはメンバーの入れ替わりのスピードが早い。主役校の任期はだいたい1〜2年。ライバル校も公演にすると多くて34回(関東大会と全国大会出場校。1〜2年開きます。)だいたいが2回の出演で、初登場で人気に火がついたキャストは次回公演にスケジュールの調整がつかず、新しいキャストを加えたりすることもありました。定期的なオーディションのおかげでテニミュに出ていた経歴をもつキャストはゆうに300人を超えます。

 

学校ごとのオーディションが行われ、それぞれの経歴はあろうともテニミュ内においては同期になれるのです。ダンスがうまい子は初心者の子に教えあったり、歌がうまい子、演技の経験がある子、更にはテニスの経験がある子が力を合わせてチームを良くしようという気概が形成されていきます。また、主役校とライバル校はストーリー通り常に競わされる対象としてお互いを高め合っています。時にはチームみんなで喧嘩をしたりだとかその仲裁に別のチームの子が入ったりとかして怒涛の稽古期間は過ぎていきます。そしてその若いエネルギーはステージで爆発して、宇宙に漂うかけらがやがて星になるように煌めきをもたらすのです。(激重)

 

 

 

は〜〜長い!!!

 

 

 

 

 

10代から20代の男の子たちが集まるこのジャンルを好きなわたしがJr.担にならなかったことがおかしいと今では思います笑

(冒頭の先輩からもいつか現場に行くと思っていたと言われました)

 

 

 

ただ決定的な違いはテニミュを卒業してもキャストそれぞれの場所で制限なく芸能活動ができること、別のお仕事で共演が見られることかな、と思います。わたしは特に共演やOB集合に沸く系のオタクなので、そこがJr.担になるか迷うところでした。Jr.は辞めるかデビューかでしかその肩書きを取り払うことができません。表舞台から去る子もいますよね。特に小学生の時にYa-Ya-yahの番組をよく見ていたので、そのことは身に染みていました。

 

 

それでも、

 

そ!れ!で!も!

 

 

SixTONESを推したいと思ったのは6人としてのチーム力、パフォーマンス力の高さでした。こんなにも応援したいと思うジャニーズのグループは嵐以来でした。Jr.だからという先入観は、SixTONESの前では言い訳に等しかったのです。表現力があって、さらに止まることを知らないパフォーマンスはわたしの想定するJr.のものではありませんでした。そして、6人が6人であることにこだわりがあることを知ってしまいました。(先人たちの素晴らしいはてブロより)クラスメートの男子たちを見てるようなワチャワチャ感や仲の良さ、かと思えば自分たちの間柄をわりと冷静に俯瞰して「親友です」なんて言い切らないところ。嘘つけ、君たちめっちゃ仲良いぞ。パフォーマンスにおけるメンバーそれぞれの役割をお互い意識できているところ。「アイドル」というビジネスを発信している自覚があるところも社会人としては最高のバランス感覚だと思いました。

 

 

結論を言うとSixTONESは沼でした!!!

 

 

 

奇しくも、2018年の春はテニミュで私が推している青学9代目の卒業の時でした。発表から卒業ライブまで泣きに泣きました。もっと彼らの公演が観たかったんです。観たい対決がたくさんありました。もちろん、もう終わってしまった公演のチケットをもっと取っておけばよかったと後悔しました。卒業システムをファンが止めることはできません。主役校を好きになったら必ず通らなければならない道です。初めての衝撃でした。過去にもシーズン毎に推しの代がありましたが、知った時にはもう卒業が決まっていたり、受験とかぶって終盤の公演を観に行けてなかったりと最初から最後まで見続けた推しの代の卒業はこれが初めてでした。だからでしょうか、次の公演つまり代替わりした公演では彼らの幻影を追い求めてしまったのです。あのロングトーン〇〇くんならもっと出せる、あの試合のお芝居のところも...なんて。別の劇場に行けば、俳優の彼らには会えるのに。もうあのジャージを着てラケットを持ち、歌い踊る彼らには会えないのです。

 

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  (青学9代目の初回公演ビジュアルです。フレッシュでかわいくて最高の代でした。)

 

テニミュから少し気持ちが離れかけていた時、わたしのオタク精神を取り戻してくれたのは間違いなくSixTONESでした。YouTubeは初回からチェックしていたのですが、どの動画の誰で、どんなことをしていたのが響いたのかは正直覚えていません。(むしろ最初は結構荒削りで、内輪のテンションすごいなとも思いました)ズドンと落ちる音は聞こえてはきませんでした。

 

強いて言うならば2015年、古川雄大くんのチケットが取れずスケジュール的に妥協したエリザベートで、Jr.という色眼鏡をかち割ってきた京本くんの歌声がずっと心に残っていたのかなと思います。

 

劇場を出てすぐにその名前を検索欄に打ち込んだこと、あのワクワクとドキドキは今でも思い返すことができます。素敵な役者さんに出会うことって舞台観劇の醍醐味ですよね。それでもその時は京本くんのプロフィールとSixTONESのことを認識した程度でした。オタクがある人を推そうと決めることはタイミングがとても大事ではないかと思うのです。その時の精神状態とか好きのピークとかありますよね。好印象だったけどその時は推しにすることをいわば「スルー」した京本大我くんの存在に2018年のあの時だけは引き寄せられたのでしょう。時には大きな歌声で、時には囁くような歌声で。「ここにいるけど」と言われたようなハマり方でした。

 

 

SixTONES6人とはありがたいことに同世代でして、それぞれのSixTONES結成前の活躍を色々なタイミングで知っていました。彼らの以前の活動を知っていたことが足を踏み入れるそのハードルを低くしてくれたようにも思えます。以前の仕事が経験として新しいお仕事に繋がるようにファンをももたらしているのでしょう。わたしのように。

 

 

推しは推せるときに推せ。その言葉がこれほどまでに染みたことのない2018年の春。わたしはまた新たな推しを得ます。その名はSixTONES京本大我(今となっては立派な箱推しです)

 

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